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というわけで例の如く、今週行われた重賞を振り返っていきたいと思います。
土曜 中京11R 愛知杯(GⅢ) 1着: △ セラフィックロンプ 2着: ◎ チェレブリタ 3着: △ マイネレーツェル 4着: アドマイヤスペース 5着: トウカイルナ 結果:△→◎→△ 1710.5倍×300円=513150円 コスモプラチナが大方の予想通り軽くハナを奪い逃げ。続くのはブーケフレグランスや テイエムプリキュアといった内目の枠を引いた各馬。ニシノマナムスメも楽に先行し、 レインダンスは馬群の中。この2頭位置逆じゃないか?マイネレーツェルは後方待機。 えーと、チェレブリタは・・・最後方?大野くん腹くくったな。先週と同じのを頼むよ。 ペースは1000m通過が59.1秒と平均。例の如く3コーナーからペースが上がり直線。 内外大きく広がる中、内からニシノマナムスメが伸びかかるが、そこまで。 変わって外からセラフィックロンプが一気に交わす。最後方から最内突っ込んだ チェレブリタをクビ差抑えての勝利だった。私歓喜。 勝ったセラフィックロンプは先行勢から唯一の好走。道中は前を見ながら好位を追走し、 直線は外から素晴らしい伸び。下級クラスで勝ち切れない馬が恵まれたハンデで 激走するというのは春に施行されていた頃の愛知杯を見ているようだった。 2着のチェレブリタはスタート後勝ち馬に寄られてしまい、後方からの競馬になったが それでも馬群をこじ開けて伸びてくる脚は目に見張るものがあった。 距離延長を図ってから底を見せていなかった点もあるが、それ以上に好騎乗が光った。 詰まったら終わりの中、ああいった騎乗は見た目以上に度胸を要する。 マイネレーツェルは終始外を回されながらも安定した差脚で3着を確保。 小柄な馬だけに揉まれずに走れたのはよかったし、小回りも問題なかった。 アドマイヤスペースは3コーナーでチェレブリタよりも後ろにいたがマイネレーツェルに 迫る脚を披露。こちらも秋から善戦を重ねた馬だけあって勢いがあった。 日曜 阪神11R 阪神カップ(GⅡ) 1着: マルカフェニックス 2着: △ ファリダット 3着: リザーブカード 4着: スプリングソング 5着: マヤノツルギ 結果:外れ ソルジャーズソングが大きく出遅れた以外はそろったスタート。 レッツゴーキリシマが逃げ、マヤノツルギが2番手であっさり決着。 600m通過は34.1秒で想定より若干早かったが、ほぼ平均ペース。 マルカフェニックス、スプリングソングも前目につけていた。 直線に入るとレッツゴーキリシマがあっさり後退してマヤノツルギが抜け出す。 サイレントプライドが交わしにかかるが伸びず、外からマルカフェニックスがいい脚。 外からはスプリングソングに加え、後方からファリダットやリザーブカードが強襲。 それでも抜け出したマルカフェニックスをとらえるまでには至らずそのまま決着。 マルカフェニックスは先行したのが幸い。後方からの追撃を阻止し快勝。 内枠を引けたのもよかったかもしれない。上がりがかかる今の阪神の馬場も味方した。 一方切れで勝負するタイプのファリダット、リザーブカードも伸びてきていた。 ファリダットに関してはやはり1200mの方が切れそうな印象を受けた。 賞金が加算できたからいいが、ここは使わなくてもよかったのではないかと思う。 リザーブカードはサクラバクシンオー産駒らしく今回距離が短縮してきて 切れ味が増していた。今後も通用するようなら重賞制覇も近いかも。 時計がかかり、メンバーも小粒ではあったが、勝ち時計が昨日の1000万以下と 同タイムというのはいかがなものか。タイムだけで単純に評価するのは早計ではあるが 掲示板5頭ともに重賞未勝利馬が並んだ今回は純粋にGⅡとして評価しがたい。 中山11R 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ) 1着: セイウンワンダー 2着: ○ フィフスペトル 3着: △ ブレイクランアウト 4着: ◎ ホッコータキオン 5着: ピースピース 結果:外れ ブラストクロノスが出遅れ。ツルマルジャパンが好スタート切るがゲットフルマークスが それを交わして逃げ、ミッキーパンプキン、ホッコータキオンらが先行。 800m通過は46.3秒。早いことは早いが中山なら前でも残れる展開。 3コーナーからブレイクランアウトが動き直線向いたところで既に圏内。 差し切るかに思えたが、内で溜めていたセイウンワンダーが間を割って先頭に立つ。 ブレイクランアウトの末脚が鈍ったところに、4コーナーでブレイクランアウトに前を カットされたフィフスペトルが猛然と追い上げるも並ぶ一歩手前がゴール板。 勝ったセイウンワンダーは新潟2歳Sからの休み明けでの出走だった。 決して順調な状態ではなく、万全の仕上げでなかったものの勝利したというのは 非常に価値がある。これまでの馬と違い来年に期待が持てるタイプかもしれない。 フィフスペトルはブレイクランアウトにカットされなければ恐らく勝っていた。 厩舎も騎手も違うが同馬主の馬同士の潰し合い。なんだかなあ。 それでも短距離での実力は示した。距離の面でどこまで融通が利くか分からないが 長い距離でも見てみたいところ。もちろん短距離での完成度は最上位であろう。 ブレイクランアウトは道中後方2番手に控え、3コーナーから捲る競馬。 さすがに最後は一杯になってしまったがこの馬の実力は示せた。 現時点では決めても力も今一歩足りない印象を受けた。豊の腕は大丈夫そうだった。 ホッコータキオンは前につけた馬で唯一といっていいほどの好走。 しかも早めに捲くられてきつくなったことを考慮すれば十分と言っていいほどの内容。 不利な外枠からハイペースを追走して勝ち馬から1馬身以内で留めたのだから 条件さえそろえば上位3頭は負かせるかもしれない。
by marim905
| 2008-12-21 21:24
| 競馬
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